体脂肪、コレステロール、気になりませんか
年齢と共に増加してしまうのが体脂肪、抗酸化物質(酸化LDL)糖化物質(老化タンパク質)などといった物質です。 実は中高年の3人に1人はコレステロール値が高めなのです。
健康診断の結果を見て、対策をしなくてはと決断した時が脱肥満の開始日です。
食事が欧米化してきて偏った食事や、脂質の多い料理などが増える中、健康維持のためにも食生活の改善が大切です。
命に関わる危険性
血液中に糖分やコレステロール、中性脂肪が増えたり、高血圧が進行して動脈硬化を引き起こす危険があります。
LDLコレステロールは血管の壁に溜まると動脈硬化を起こします。動脈硬化が進行すると血管の弾力性が失われ、心疾患や脳梗塞、脳卒中などを引き起こしてしまうのです。
命にかかわる病気を引き起こす危険性を高める生活習慣病の注意信号ともいえる肥満。現在は予備群も含め、年々増加傾向にあり、個々の身体への意識改革が求められます。
メタボリックシンドローム
通称:メタボは、内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態のことを指します。
「まさか自分の健康診断の数値がこんなにも高いなんて」とショックを受けている暇はありませんよ。
糖尿病や高脂血症、高血圧、痛風などといった生活習慣病に分類されるこれらの多くが肥満と関係しているのです。そして肥満も度が過ぎるとメタボとなり、日頃の不摂生を後悔することとなります。
太りにくい生活
では万病の元になる肥満から脱却するにはどうすれば良いのでしょうか?
食べないダイエット?いえいえ、食べないダイエットなんてなんの意味もありません。食べないというのは体にとって重要な栄養素までとらないということなのです。
さらに、リバウンドによってダイエットを始める前よりももっと太ることがあるのです。なぜなら筋肉も脂肪も落ちていった後、体が脂肪の方を早く取り込もうとするからです。
体重が気になる今から、太りにくい食事法を始めませんか?!
食事の内容も量も変えずにダイエット??
中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすためにはどういう食事をすれば良いのでしょうか?
単に一回の食事の量を減らしたり、3食を1〜2食にしたりしてもいけません。人間の体は本来、飢餓状態になろうとしていたらそれだけ栄養素をしっかりと蓄えようとする働きがあるのです。これは生命維持の本能とも言えます。
ですから単に食事を減らせばそれだけで脱肥満とは言えないのです。一時的に体重は減っても、しばらくするとすぐに戻ってしまいます。
とにかくよく噛む
同じ食べ物の食事を噛む回数が多い場合と少ない場合とで比較したら、お腹がいっぱいに感じる満腹中枢に十分働きかけるのはよく噛む方なのです。よく噛むほうが噛まない人よりも少ない量でお腹いっぱいになれるのです。
野菜から食べる
糖分の高いものから急に食べると血糖値が急激に増加してしまいます。
現代の食事は欧米化していますので、お肉ばかり先に食べるとか、とりあえずビールを一気飲みとか、心当たりはありませんでしょうか?
糖や脂肪の吸収を穏やかにするためにも、野菜からまず食べ始めましょう。できれば生活習慣病の疑いがある方は魚を中心とした献立がオススメです。
食べる時間を守る
食事の時間はきちんと決まっていますか?忙しいからとか面倒くさいからとか、締めのラーメンを寝る前に食べるとかしていませんか?
食事は寝る3時間前までに終わらせましょう。食べてすぐ横になる、好きな時たべる。これは肥満症の方の特徴ですよね。
最後に
生活習慣病を引き起こす中性脂肪や悪玉コレステロールを取り過ぎる生活とおさらばするために、日々の食事のあり方について冷静に振り返りましょう。
その食べ方、本当に正しいですか?!