DHAとEPAには、ドロドロになった血液をサラサラにする効果があります。血液がドロドロの状態は、高血圧や動脈硬化、脳卒中など、様々な病気の原因になります。
頭痛や肩こり、疲労感なども、ドロドロの血液と無関係ではありません。生活習慣病や様々な症状の原因になっているので、DHAとEPAを摂取することでサラサラの血液に改善しましょう。
目次
DHA・EPAは青魚に多く含まれる
人間に必要な必須脂肪酸の中で、オメガ3脂肪酸であるDHAとEPAは青魚に多く含まれています。サンマやサバ、マグロ、イワシなどには特に多く含まれていて、鮎や鯉などの川魚も含まれる量は豊富です。
また、削り節にも多く含まれているので、積極的に使用すると良いでしょう。ただし、青魚に含まれているDHAとEPAは、調理する方法によって変わってきます。
DHA・EPAの摂取は注意が必要
青魚に含まれるDHA・EPAは基本的に生の状態だと栄養は豊富で、火を通すなど調理すると含有量は減ります。なので、お刺身として食べたり、イワシなら煮干しを丸かじりすると、調理した状態より効果的に摂取できるでしょう。
しかし、調理をしても青魚にはDHA・EPAが豊富なことに変わりはないので、他の食品と比較すれば青魚を食べるメリットは大きいでしょう。
健康のために血液をサラサラにしたいなら、青魚を多めに食べるのが良いですが、青魚以外に含まれています。
魚以外でDHA・EPAが多く含まれる食品
一般的に青魚に多く含まれているイメージが強いですが、牛肉や豚肉、鶏肉からも少量ですが摂取することはできます。
肉類で特に豊富に摂取できるのはクジラです。クジラは青魚以上にDHA・EPAが含まれているので、一度に大量に摂取できます。
ただし、クジラの肉は貴重で手に入りにくいので、食べられる機会は青魚ほどほど多くなく現実的とは言えません。
魚類と肉類以外でDHA・EPAが豊富に含まれているのは、身近な食品で卵があります。特に卵黄には多く含まれているので、卵黄を使った卵料理も摂取したいときには、おすすめと言えるでしょう。
他にはチーズやミルクなどの乳製品でも、摂取することは可能ですが、やはり一番多く含まれている食品は青魚です。
えごま油などの「α-リノレン酸」も効果的
えごま油・しそ油・亜麻仁油に含まれる「α-リノレン酸」も重要な役割を担います。えごま油などにはα-リノレン酸が60%程度と多く含まれるので、効果的に摂取することが可能です。
「α-リノレン酸」は体内に入るとDHA、EPAに変換されます。青魚に多く含まれるDHA・EPAと同じ必須脂肪酸として、できるだけ摂取を心がけるようにしましょう。
DHA・EPAは青魚からがベスト、しかし毎日の摂取はむずかしい
DHAとEPAを食品から多く摂取したい場合には、サンマやサバなど青魚を中心としたメニューにすると良いでしょう。
青魚をメニューの中心としつつ、肉類や卵料理も食べていけば、バランス良く摂取できます。しかし、毎日青魚を中心としてメニューでは、飽きてしまうのも事実です。
また、魚は好き嫌いが分れる食品なので、食べるのが難しい人もいるでしょう。そもそも青魚中心の食生活にしても、厚生労働省が推奨する一日の摂取量を満たすのは簡単ではありません。
食品以外の摂取が有効的
健康のためにDHA・EPAを摂取したいなら、青魚などの食品以外の方法からも摂取を考えなければいけません。
毎日の食品以外からDHA・EPAを摂取するときにおすすめなのがサプリメントです。
サプリメントには、多量のDHAとEPAが含まれています。毎日決められた量を飲むだけで、これまで以上に摂取することができるでしょう。
サプリメントなら摂取が簡単
また、サプリメントなら気軽に摂取できるのも、おすすめのポイントです。食事から摂取することばかり考えていると、毎日の献立を考えるのが難しくなります。
仕事や家事、子育てで忙しいと、ゆっくり食事を作って食べる時間もないでしょう。しかし、サプリメントなら水と一緒に飲むだけなので、時間がない人でも確実に摂取できます。
血液をサラサラにして健康になりたいなら、サプリメントで摂取することも考えてると良いです。もちろんサプリメントで摂取しているからと言って、青魚などの食品を避けるのはよくありません。
健康のためには食事のバランスも重要なので、多くの量を摂取できる食事も心掛けましょう。
食事とサプリメント、2つを上手に組み合わせて使うことにより、ドロドロの血液をサラサラにして、生活習慣を予防し健康に過ごせる可能性を上げられます。