DHAは子供の脳や目の成長にとって大切な栄養素です。できれば子供に積極的に摂らせたい栄養素になります。
しかし、現在、食生活の欧米化にともなって、子供達の魚の摂取量は、年々、減少の一途をたどっています。
そこで、今回はこの子供の脳や目の成長に大切なDHAについて、詳しく解説していきます。
目次
子供の脳の成長とDHAの関係
DHAは子供の脳の成長にとって大切な栄養素です。
例えば、未熟児を対象とした研究によれば次のようなことがわかっています。
300名の未熟児について7~8歳時点における知能指数を調べたところ、DHAを全く含まない粉ミルクで育てられた子供達にくらべて、DHAを豊富に含む母乳で育てられた子供達は、IQが10程度高いことが確認されました。
参考日本食品機能研究会「ドコサヘキサエン酸(DHA)の機能研究」
DHAが脳の成長に必要な理由
このようにDHAが子供達の脳の成長にとって、大切なのは次の3つの理由からです。
- DHAは、脳の神経細胞の細胞膜を柔らかくすることにより、脳における神経細胞間の情報伝達をスムーズにし、脳を活性化、子供の脳の成長をサポートします
- DHAは、神経成長因子(NGF)の分泌量を増やし、神経細胞間の脳内ネットワークの形成を促進して、子供の脳の成長をサポートします
- DHAは、血液をサラサラにすることにより、脳の血流をよくし、子供の脳の成長をサポートします
子供の目の成長とDHAの関係
DHAは子供の目の成長にとっても大切な栄養素です。
脳の成長と同様に、研究によって次のようなことがわかっています。
例えば、学校給食にDHAが添加されたパンを導入したところ、2年間で、視力が1.0未満の子供の割合が22.3%から19.0%まで減少しました。
このように子供の目の成長にとって、DHAが大切なのは脳の成長と同様に、つぎの3つの理由からです。
- DHAは、網膜細胞の細胞膜を柔らかくすることにより、網膜細胞間の情報伝達をスムーズにし、目の機能を活性化して、子供の目の成長をサポートします
- DHAは、神経成長因子(NGF)の分泌量を増やし、網膜細胞間のネットロークの形成を促進して、子供の目の成長をサポートします
- DHAは、血液をサラサラにすることにより、目の血行をよくし、子供の目の成長をサポートします
このように、子供の脳や目の成長にとってとても大切な栄養素であるDHAですが、成長期の子供達は1日当たりどの程度のDHAを摂ればよいのでしょうか?
この点に関して、厚生労働省が推奨する子供に関してのα-リノレン酸・DHA・EPA等オメガ3系脂肪酸全体での1日当たりの摂取の目安量がありますので、続いてご紹介しましょう。
子供ついてのオメガ3系脂肪酸全体での1日当たりの摂取の目安量
厚生労働省では、α-リノレン酸・DHA・EPA等オメガ3系脂肪酸について、私達、国民の健康維持に欠かせないものとして、「日本人の食事摂取基準 平成15年度版」において、1日当たりの摂取の目安量を定めています。
では、その中から18歳未満の子供についてのオメガ3系脂肪酸全体での摂取の目安量を抜き出してみましょう。
18歳未満の子供のオメガ3系脂肪酸全体での摂取の目安量
年齢 | 男性(目安量 g/日) | 女性(目安量 g/日) |
0~5月 | 0.9 | 0.9 |
6~11月 | 0.8 | 0.8 |
1~2歳 | 0.7 | 0.8 |
3~5歳 | 1.3 | 1.1 |
6~7歳 | 1.4 | 1.3 |
8~9歳 | 1.7 | 1.4 |
10~11歳 | 1.7 | 1.5 |
12~14歳 | 2.1 | 1.8 |
15~17歳 | 2.3 | 1.7 |
参考厚生労働省「日本人の食事摂取基準 平成15年度版」より
このように、厚生労働省では、DHA・EPA等オメガ3系脂肪酸は子供の発育に欠かせないものとして、特に、子供についての1日当たりの摂取の目安量を、成人とは別に定めています。
では、実際、子供達のDHA・EPAの摂取量は、現在、どのような状況になっているのでしょうか?
進む子供達の魚離れ
私達、日本人の魚の摂取量は、食生活の欧米化にともなって、年々、減少の傾向にあり、特に、若い世代で、この傾向が顕著になっています。
例えば、平成9年から平成19年までの10年間で、1~19歳までの子供達の魚介類の摂取量は2割近くも減少しています。
参考水産庁:平成20年度 水産白書 全文「第1節 魚離れの進行と子どもの魚離れがもたらす影響」より
このように、子供達のDHA・EPAを豊富に含む魚介類の消費量は、年々、減少の一途をたどっています。その原因については、特に魚について、主に次の4つが考えられます。
- 骨がある
- 食べるのが面倒
- 食べるのに時間がかかる
- 匂いが嫌い
このように、子供達に敬遠されがちな魚ですが、子供達の脳や目の成長にとってとても大切な栄養素です。
子どもたちの成長のためには、できる限り積極的に摂取させたいものです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はDHA・EPAと、子供達の脳や目の成長について、関係性を詳しくみてきました。
子供たちの成長を考えると、DHA・EPAを豊富に含む青魚などを子供達に積極的に摂らせたいものです。
しかし、子供達がどうしても魚嫌いな場合や、毎日たくさん食べることを嫌がることもあります。
そのような時にはDHA・EPAをサプリメントで摂取することで、必要な量を摂ることが可能です。
カプセルの形状を工夫したり、魚臭さを取り除くなど子供達が飲みやすいように工夫された、キッズ用のDHA・EPAサプリを活用してみるのもよいでしょう。
子どもにオススメは「美健知箋EPA&DHA」
小さな子どもにDHA・EPAサプリメントを飲ませるのは大変なことです。
多くのサプリメントは粒が大きく、大人を対象としたものが殆どであり、子どもが飲むには厳しいと言えます。
「こども用」と販売されているDHA・EPAサプリもありますが、その多くは満足なDHA・EPAが含まれていない物がほとんどです。
そして製品によっては、含有量の記載すら無いものも多く見かけます。
その点では佐藤製薬から製品化されている「美健知箋EPA&DHA」は、粒の大きさが直径約3ミリしかなく、他のサプリメントの3分の1以下のサイズのため、子供でも簡単に飲むことができます。
肝心のDHA・EPA含有量についても、サプリメントでは最高レベルの1日あたり750mgもあり、1日に必要な摂取量の殆どを補うことが可能です。
子供にもオススメできるDHA・EPAサプリは、安心の製薬会社である佐藤製薬の「美健知箋EPA&DHA」が一番です。
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