みなさんは水銀汚染というとどんなことを思い浮かべられるでしょうか?
水俣病では、メチル水銀に汚染された魚を長期間、大量に摂取し続けた結果、多くの方々に甚大な健康被害が生じてしまいました。
そして、現在、中国等新興国による環境汚染の深刻化にともなって、再び、水銀汚染の問題がクローズアップされてきています。
そこで、今回は、DHA・EPAとこの水銀汚染の問題について詳しくお話していきたいと思います。では、まず最初に水銀汚染の現状から確認していくことにしましょう。
目次
水銀汚染の現状
最近、ミシガン大学とハワイ大学が共同でおこなった調査によって、太平洋に生息する魚に含まれる水銀濃度が急激に上昇していることがわかりました。
その主な原因は経済発展著しい中国やインドにおける石炭火力発電所の増加にあります。すなわち、石炭には水銀が含まれているため、石炭火力発電所の排煙中には高濃度の水銀が含まれているのです。
ただ、日本で流通している魚介類については、基準値内にあり、まだ健康被害が生ずる程度にはいたっていません。
しかし、これからさらに水銀汚染か深刻化していった場合、このまま安全であり続けるとは限りません。
特に、妊婦さんに関しては、この水銀汚染の問題は、すでに深刻な問題になっていて、厚生労働省、アメリカ食品医薬品局等が広く妊婦さんに注意を呼びかけています。
では、続けて、この妊婦さんと水銀汚染の問題について、詳しくみていくことにしましょう。
妊婦さんと水銀汚染の問題について
環境中の水銀は、食物連鎖を通じて、生体濃縮され、魚に蓄積されます。そして、この水銀を蓄積した魚を最終的に私達が口にすることになります。
もちろん、前述したように、現時点では、私達が、日常、普通に魚を食べる分にはなんら問題はありませんが、しかし、妊婦さんの場合には注意が必要になります。
妊婦さんが摂取した水銀は、母乳を介して、直接、赤ちゃんに届きますが、赤ちゃんにはまだ水銀を体外に排出する機能が十分に備わっていません。
赤ちゃんは、さまざまな器官が形成途上にあって、水銀の影響を非常に受けやすい状態にあるからです。
赤ちゃんの発達に影響する調査結果
では、実際、水銀は赤ちゃんの発達にどのような影響を与えるのでしょうか?東北大学の医学部が発表した最新の疫学的な調査がありますので、ご紹介しましょう。
東北大学医学部の仲井邦彦教授が率いる研究チームが魚の摂取が多いと考えられる東北地方沿岸部に住む母子800組を2002年から継続的に調査した結果、次の事がわかりました。
Bayley乳幼児発達検査(乳幼児の発達を詳細かつ客観的に評価できる世界的な基準)
1歳半時点で実施
1歳半時点で実施したBayley乳幼児発達検査の結果、出産時の母親の毛髪に含まれるメチル水銀濃度が10ppmを超えるグループの赤ちゃんは、1ppm以下のグループの赤ちゃんにくらべて、運動機能の発達指数の点数が約5%低かった。
3歳半時点で実施
また、3歳半時点で実施したBayley乳幼児発達検査の結果、出産時の母親の毛髪に含まれるメチル水銀濃度が10ppmを超えるグループの赤ちゃんは、1ppm以下のグループの赤ちゃんにくらべて、知能指数が、男児のみ、約10%低かった。
WHOによれば、神経症状を引き起こすメチル水銀濃度の下限値は50ppmとされているので、比較的低濃度でも、赤ちゃんの場合、水銀によってその発達に影響を受けてしまう危険性があるというわけです。
では、妊婦さんはどのような魚に気をつけたらよいのでしょうか?具体的にみてみましょう。
妊婦さんが気をつけた方がよい魚一覧
- バンドウイルカ
- コビレゴンドウ
- キンメダイ
- ツチクジラ
- メカジキ
- クロマグロ
- メバチ
- エッチュウバイガイ
- マッコウクジラ
- キダイ
- マカジキ
- ユメカサゴ
- ミナミマグロ
- ヨシキリザメ
- イシイルカ
以上について、もっと詳しく知りたい方は厚生労働省が妊婦さん用に作成したパンフレットがありますので、是非、一度、ご自身の目で確認しておかれることをおススメします。
では、続けて、妊婦さんにも安心してDHA・EAPを摂っていただけるDHA・EPAの摂取方法について詳しくお話していきたいと思います。
妊婦さんにも安心のDHA・EPAの摂取方法とは?
DHA・EPAは赤ちゃんの脳や目の発達のためにかかせない栄養素であり、妊娠中にも積極的に摂りたいものです。
しかし、前述のように、DHA・EPAを魚から摂ることには、水銀汚染の問題があり、問題があります。そこで、妊婦さんにおススメしたいのはDHA・EPAのサプリの活用です。
DHA・EPAのサプリの場合、その精製過程において、高度の技術によって、水銀が除去されています。
さらに、独自の厳しい水銀対策等をおこなっているメーカーも多く、現にいままでに国内で販売されているDHA・EPAのサプリから水銀が検出されたことはありません。
これらの点から、DHA・EPAは、サプリという形でならば、妊婦さんにも安心して摂っていただけるのではないかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、最近、問題になってきている水銀汚染の問題とDHA・EPAの関係について、特に妊婦さんにフォーカスしなから、お話してきました。
DHA・EPAはすぐれた健康効果を持っています。特に、妊婦さんには、赤ちゃんの発達のためにも、是非、サプリ等活用なさって、積極的に摂っていただけたらと思います。
放射性物質、重金属(水銀・鉛)の検査を行っているDHA・EPAサプリ
ほとんどのDHA・EPAサプリは製造過程で、水銀などの重金属が除去され、日本で製造される製品は検査基準も厳しく安心できると言えます。
しかし、重金属が胎児に与える影響は計り知れないものがあり、摂取するなら放射性物質と重金属(水銀・鉛)の検査を行っている製品を選ぶことをオススメします。
ただ、実際に重金属や放射性物質の検査を行っているDHA・EPAサプリメントは、ほとんど無いのが現状であることも事実です。
その点では、当サイトでオススメしている、マイケア「さかな暮らしダブル」は製造ごとに検査を実施しているので、とても安心です。
機能性表示食品として消費者庁へ届出されている点も、他のDHA・EPAサプリを大きく上回るサプリと言えます。
健康に対する機能性と、安全性を考えるとオススメなDHA・EPAサプリの最有力は「さかな暮らしダブル」です。
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