DHA・EPAは生活習慣病の予防など、私達の健康維持にとってとても良い働きをしてくれることはみなさんもよくご存知だと思います。
しかし、みなさんの中には、「DHA・EPAは積極的に摂りたいけれども、私は魚アレルギーで・・・」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は、そんな魚アレルギーの方でも安心してDHA・EPAを摂れるおススメの方法について詳しくお話していきたいと思います。
では、まず最初にそもそも魚アレルギーとはいったいどんなものなのかからみていくことにしましょう。
目次
魚アレルギーとは?その原因・症状・アレルゲン等
魚アレルギーの原因は主に魚に含まれている次の2つの成分だと考えられています。
- パルブアルブミン
- 魚類コラーゲン
パルブアルブミンは魚の筋肉に多く含まれ、魚類コラーゲンは魚の骨や皮に多く含まれている、いずれもタンバク質の一種になります。
そして、魚アレルギーではこれらの成分が原因となって次のような症状があらわれます。
- 蕁麻疹、皮膚のかゆみ等の皮膚症状
- 嘔吐、腹痛等の消化器症状
- くしゃみ、息苦しさなどの呼吸器症状
特に、症状が悪化して、呼吸困難・失神・嘔吐等の症状を呈するアナフィラキシーショックを起こしてしまうと、命にかかわる場合もありますので、注意が必要になります。
そして、このような魚アレルギーの原因となるアレルゲンには次のような魚があげられます。
- サケ
- マグロ
- イワシ
- カレイ
- アジ
- タイ
- タラ
- ブリ
- サバ
このように魚アレルギーは場合によっては命にかかわることもあるわけですが、では、魚アレルギーの方は私達の健康維持にすばらしい働きをしてくれるDHA・EPAを摂ることはできないのでしょうか?
続けて、魚アレルギーの方でも安心してDHA・EPAを摂れるおススメの方法を順を追って紹介していきたいと思います。
DHA・EPAのサプリを活用する方法
前述しましたが、魚アレルギーの原因となるのは魚に含まれている次の2つの成分です。
- パルブアルブミン
- 魚類コラーゲン
パルブアルブミンは魚の筋肉に多く含まれ、魚類コラーゲンは魚の皮や骨に多く含まれていますが、いずれもタンパク質の一種です。しかし、DHA・EPAはいずれも青魚等の魚油に多く含まれている油成分になります。
このように、両者は、同じ魚に含まれているとはいえ、含まれている場所も種類も違った全く異なる成分と言えます。
したがって、魚アレルギーの方でも、精製されたサプリという形でなら、DHA・EPAを摂ることができる可能性は十分にあります。是非、一度、かかりつけのお医者さんにご相談なさってみてはいかがでしょうか?
海藻やプランクトン由来のDHA・EPAを配合したサプリを活用する方法
DHA・EPAと言うと、何か魚油の専売特許のように思われがちですが、実は魚油に含まれているDHA・EPAはもともと魚が食べた海藻やプランクトンに由来していることをご存知でしたでしょうか?
魚油に含まれているDHA・EPAは食物連鎖の起点である海藻やプランクトンに含まれているDHA・EPAが生体濃縮されたものなのです。
そして、DHA・EPAのサプリの中には配合しているDHA・EPAをこのようなDHA・EPAの起源である海藻やプランクトンから、直接、抽出・精製しているものもあり、次のようなメリットがあります。
- 魚油由来のDHA・EPAではないので、魚アレルギーの人でも安心して使用できます
- 食物連鎖の起点である海藻やプランクトンから抽出・精製しているため、環境汚染物質が生体濃縮されておらず、安心して使用できます
魚アレルギーの方にはこの海藻やプランクトン由来のDHA・EPAを配合したサプリを活用する方法が最もおススメだと思われます。
α-リノレン酸を含む食品を摂る方法
α-リノレン酸はDHA・EPAと同じくオメガ3系脂肪酸に分類される脂肪酸の一種です。そして、このα-リノレン酸は、吸収された後、私達の体内でその一定割合がDHA・EPAに転換されます。
したがって、魚アレルギーの方が、DHA・EPAをα-リノレン酸という形で摂取するというのも一つの方法としてありえると思われます。
では、α-リノレン酸を豊富に含む食品とその含有量をあげてみましょう。
α-リノレン酸が豊富に含まれる食品
食品名 | 含有量(可食部100g当り) |
エゴマ油(食用油) | 58000mg |
アマニ油(食用油) | 57000mg |
くるみ(いり) | 9000mg |
なたね油(サラダ油) | 7500mg |
大豆油(サラダ油) | 6100mg |
※科学文部省「日本食品標準成分表2015年度版脂肪酸成分表」より
ただし、私達の体内でDHA・EPAに転換されるのは吸収されたα-リノレン酸の10~15%程度と言われています。それゆえDHA・EPAの摂取という観点からはこの方法はあまり効率がよいとは言えません。
やはり、魚アレルギーの方に最もおススメなのは海藻やプランクトン由来のDHA・EPAを配合したサプリの活用と言えます。
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α-リノレン酸とは?効果・摂取の目安量・豊富に含む食品etc.
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、魚アレルギーの方でも、DHA・EPAを安心して摂れるおススメの方法について詳しくお話してきました。
DHA・EPAは生活習慣病の予防等私達の健康維持にとってとても良い働きをしてくれますので、魚アレルギーの方にも、以上の方法を参考にして、是非、積極的に摂っていただけたらと思います。
魚アレルギーの方には「海藻」が原料のDHA・EPA
基本的にDHA・EPAサプリメントは魚由来のものがほとんどを占めます。
しかし、健康家族の「かしこく摂りたいDHA&EPA」は海藻が原料になるため、魚アレルギーの方でも安心して摂取することができます。
魚臭さもないため、魚が苦手な方にも安心して摂ることが可能です。
魚アレルギーの方にオススメしたいDHAサプリNO.1
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