内臓の機能をツボ療法で高めて、代謝や脂肪分解をスムーズに
肥満症の最大の原因はなんといって過食ですが、胃腸や膵臓の機能低下がそれに拍車をかけているケースが多いのです。
胃腸の働きが悪いと体じゅうの代謝がうまくいかず余分なコレステロールや中性脂肪を体の中にため込みますし、その脂肪の分解作用もスムーズにいきません。
また、膵臓の機能が低下すると、糖を分解してエネルギーに変えるインスリンが不足して、糖代謝だけでなく、脂肪やタンパク質、水やミネラルの代謝にも異常をきたし、その結果、エネルギーを補うために食べすぎて肥満を引き起こします。
糖尿病と肥満がセットで語られるのはこのためです。この代謝を手っ取り早く促進できるのがツボ療法です。
40,50代は代謝の曲がり角
代謝は血流を良くし、解毒効果に大きく関わります。しかし残念ながら加齢とともに新陳代謝は下がり、老廃物がたまりやすくなり、なかなか痩せない、そして生活習慣病になりやすい原因となるのです。
ツボ療法で代謝改善
ツボなんて気休めで、きちんと効くのかなと半信半疑かもしれませんが、血管が密集しているところやリンパの溜まっているところを適切な流れにしてやることで、本来のスムーズな血行を得られるのです。
基礎代謝を上げることはダイエットにおいては非常に大切なことで、ツボ療法はお金も時間も手間もかかりませんので気がついた時に是非行ってください。
痩せるツボ、豊隆
すねの外側にある豊隆というツボは、やせたい人が苦労なくやせられる特効のツボです。思い返してみましょう。肥満の原因は食べすぎと運動不足です。つまり、消費カロリーより摂取カロリーが多いわけです。
しかし、ちょっとやそっとの運動ではやせるほどのカロリーを消費することはできません。肥満を解消するには減食よりほかに方法はないことになります。
とはいえ、肥満の人にとって減食ほどつらいものはありません。肥満の人はそもそも食べることが好きなだけに、食欲を我慢して摂取カロリーを抑えることに耐えられないですよね。そんなとき助けになるのがツボ療法です。
肥満対策に良いと言われるツボとしておすすめのツボ、豊はふくらはぎの側面にあります。脂肪太りの人はこの豊隆というツボを刺激するのがおすすめです。
豊隆はこんなツボ
豊隆は読んで字のごとく豊かに隆起しているところで脂肪のたまりやすい人の反応が出るところ、つまり反応点です。このツボには空腹感を抑制したり、なくす働きがあります。
この豊隆というツボを刺激することによって無理なく減食ができるわけです。さらに、ここを刺激すると全身の脂肪代謝がよくなり、余分な脂肪がとれてきます。
豊隆のツボをみつけるには、まず外くるぶしと膝の側面の中心を結び、その線のちょうど中間点に印をつけます。そして、その点から足の正面(すね)に向かって45度ほど移動したところが豊隆です。
ここ健康ハンマーなどで脂肪をたたくような気持ちでたたいてやります。1分ぐらい痛くないくらいでトントンたたいていると皮膚が赤くなってきます。これは血行がよくなってきている証拠です。新陳代謝が活発になってきたら脂肪が燃焼します。
おへそ周りは痩せるツボの宝庫
余分な水分や老廃物を排出させるツボはおなか周りに集中しています。水道という字のごとく、水分の流れを良くするツボです。
親指の腹でゆっくり痛くない程度にまっすぐ押し込むように押します。おへそから指4本分下そして、両わきへ指3本分ずれた位置にあります。
水分というツボも同様の効果があります。おへそから指2本分上にあるツボで、血流を良くしますので、40,50代から出始める脚の浮腫の予防にも良いです。
最後に
ツボ療法はメタボ対策、生活習慣病予防にたいへんおすすめです。副作用などの危険も無く、お金も掛からず、毎日やるちょっとした根気だけあればいつでもどこでも時短痩せが出来ます。
押し間違えは、はじめののうちは気にせず、ツボはある程度の大きさがありますので、広範囲に指圧を試してみて下さい。