膝が痛くて運動できない
運動すれば代謝が上がり、脂肪燃焼を促進できます。しかし太っている人によくあるのが膝の痛み。
体重が重いと膝が痛いために運動ができず、運動ができないからまた太ってしまう。そんな膝の痛みにお悩みではありませんか?
体重が負荷となって膝に痛みが発生すると何もしたくなくなります。負のスパイラルを断ち切って、体重減少を成功させましょう。
膝を曲げなくても脂肪は燃焼できる
膝に痛みのある人の脂肪燃焼には、膝の曲げ伸ばしが不要なつま先立ちがおすすめです。つま先立ちをすると、ふくらはぎの筋肉がぴんと伸びます。
実はふくらはぎには、脂肪をエネルギー源とする赤筋繊維という筋肉がたくさん通っているため、弱い力で鍛えながら余分な脂肪を効果的に燃焼させることができるのです。
やり方は簡単で、背筋を伸ばしてまっすぐに立ち、息を深く吸い込んでゆっくりと吐きながら、つま先立ちをして10秒間静止するだけです。
電車の中でもどこでもできる簡単な運動なので、毎日の生活の中にとり入れてみましょう。
椅子に座ってできる!腕を振るだけで脂肪が落ちる
ウォーキングやジョギングが体にいいとはわかっていても、膝が痛くて運動ができない方におすすめなのが腕振り運動です。
やり方は簡単で、まっすぐに立っても良いですし、もちろんイスにすわって、その場であたかもジョギングをするように、腕だけを振ります。
「腕を降るだけでそんなに運動になるのかなぁ」と思いますよね?これがすごく運動になるのです。汗もにじんできます。
雨の日や紫外線が強くて運動できない日は特に腕振り運動に時間を割いてください。本当に体全身から汗をかきます。
ふくらはぎマッサージで血流改善!
足のふくらはぎの周囲にある筋肉は、収縮と弛緩を繰り返し、血液を心臓に送り上げています。正常に働いていれば、静脈を流れる血液はスムーズに心臓に戻ります。
そして、心臓のポンプ作用により、血液は動脈を通って体のすみずみまで送り出される、ということを繰り返すのです。
とはいえ、血液が心臓から送り出されるときには、心臓の強力なポンプ作用のおかげで、動脈の血流に十分な勢いがあるのですが、静脈を流れる血液は、動脈に比べると血流に勢いがありません。
そこで、ふくらはぎの健康状態が重要になってくるのです。
足などの下半身におりていった血液は、心臓に戻るためには、重力にさからいながら静脈をのぼらなければいけません。
有効なふくらはぎマッサージ
そこで、足裏やふくらはぎがポンプのような役割をして、血液を送り出すのです。血流が悪くなると血管はよどんでしまうのです。
この状態を改善するのが、ふくらはぎマッサージです。ふくらはぎの筋肉をもみほぐし、柔軟な状態に戻すのが目的です。
表面の筋肉をほぐしただけでは、ポンプ作用を十分に活性化させることはできないので、ていねいに、筋肉の深部からゆっくりもみあげてほぐすようにしましょう。
1日1回、10分でもかまいませんので、椅子に座りながらでも、床に寝そべりながらでも、毎日続けるようにしましょう。
弾力のある柔らかいふくらはぎになれば、血流が改善し、血糖値やコレステロール値、血圧が安定します。生活習慣病の症状も軽減されます。
最後に
脂肪を落とすための運動は、五体満足でしかも若い人にしかできないイメージがありますが、決してそのようなことはありません。血液は全身を巡っているわけですから、カロリーは必ず消費できます。
上半身だけや場合によっては腕だけの運動でも脂肪を落とすことができます。膝が痛い時でも無理なくできるものを組み合わせて、毎日少しずつでも続けていきましょう!