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ストレッチ、ツボ押しは、いつでもどこでもできる
ストレッチやもみほぐしやツボ押しは簡単な手の動作です。起きてすぐでも、寝る前の布団の中でも、テレビを見ながらでも、お風呂の中でもできます。
大事なのは、伸ばす、そらす、開くの3つ。これらを組み合わせることにより、あまり日常で使っていない筋肉や筋を動かすことになり、それが刺激となって全身の血流を大改善してくれるのです。
さらに、こする、もみほぐす、ねじるなどの動作を加えることで、より大きな効果が期待できます。
部位はどこでもOK
手の内側には、心の疲れをやわらげるツボや反射があります。
ここを刺激してしてやると、自然とリラックスできるので、血管がやわらかく弛緩して、血流もよくなります。
手首も大事です。手首には6つの経絡が集まっているので、ここをこすりながら伸ばすと、全身の血流と気の流れを整えることができるのです。
足の動作もプラスすると効果は倍増です。
椅子に座ったまま、つま先を上げたり、かかとを上げたりという動作を交互に繰り返すだけでも、血行が促進されて心臓の負担を減らすことができます。
血行がよくなり、血液の流れがスムーズになれば、血糖値やコレステロール値も改善していきます。
手のひらもみで高血糖予防
手のひらをもむことで、臓器の働きを高めるのが手のひらもみです。
手のひらにはこまかな血管が集中していて、自律神経がすごい数で行き交っています。自律神経は、脳と脊髄から枝分かれして全身に広がっている末梢神経で、内臓の働きを調整する重要な役割をしています。
手のひらをよくもむことによって、自律神経を経由して脳に信号が送られると、脳は各臓器に対して活発に働くよう命令を出します。その結果、さまざまな症状の改善ができるというわけです。
手のひらには各臓器に対応した反射がある
どこがどの臓器に対応しているのか覚えるのはなかなか面倒ですよね。両手とも手の中心から指三本分位の幅の中で、痛くない程度にもんで下さい。
高血糖の改善にはインスリンを分泌している膵臓のゾーンをもむと膵臓の働きが高まるため、血糖値の正常化につながります。
また、血糖値の上昇にはホルモンの分泌も深く関係しているので、甲状腺に対応しているゾーンも刺激すれば血糖値の正常化はさらに期待できます。
様々な臓器の反射ゾーンは掌の中にありますので、もんでいるうちに該当するゾーンをもんでいることになります。胃も大変効果的です。
高血糖や糖尿病の予防にも、空腹を感じたときに、ゆっくりともみほぐせば食欲が自然と抑えられます。
片方の手をゲンコツにして手のひらを刺激したり、親指でもんだりしてみてください。手が温かくなるのが分かります。
足首を柔軟にして血流を良くしましょう
血液は、心臓の働きによって動脈を通して全身に送られます。
こうして体中の末梢血管まで送られた血液は、静脈を通して心臓まで送り戻されます。この時に血液を送る役目をするのが、足の筋肉の収縮と弛緩によるポンプ作用なのです。
しかしながら、足くびの関節がかたくなると、ふくらはぎの筋肉の動きが小さくなってしまい心臓に血液を戻す力が弱くなります。
足くびやふくらはぎはよく第2の心臓といわれますが、それは、この部分のポンプ作用がうまく働かなくなることで血流が滞り、その結果血圧が高くなってしまうからです。
足くびが固くなると曲げられる角度に限度があり、けつまずいたりする危険性もあります。
足首をくるくると優しく回して筋肉を柔軟にしましょう。血行促進に効果があります。
最後に
血流を良くするということは脳卒中や心筋梗塞などの引き金となる動脈硬化の予防に効果があります。
代謝のよい人は、普通に活動しているだけで多くのエネルギーを消費し、太りにくい体質になります。逆に代謝が悪いと体に脂肪がつきやすく、太りやすい傾向があるのです。
血行を促進して基礎代謝を高めるためには、特別な運動をする必要はありません。
ツボを押したり反射をもんだりすることで血行をよくし、代謝アップをめざしましよう。
血流を良くするにはDHAが効果的
DHAには血液をサラサラにする作用があります。
魚に多く含まれるDHAですが、食生活から魚を多く摂ることはなかなか難しいことかもしれません。
しかし、サプリメントなら簡単にDHAを摂ることが可能。
健康に大きく影響を与える「血液」環境を改善するならDHA・EPAサプリの摂取が効果的です。