運動嫌いは言い訳の雄弁者
「運動しないといけないけど、やる時間無いし...。」
「デスクワーク中心だから無理だよね。」
それは言い訳にすぎません。
時間が無いから運動できないなんて言っていると、次は生活習慣病になって悪化して入院するための時間を作らないといけないことになりますよ!
運動は特別な時間を設けたり、ジムに通ったりしなくてもできます。
アスリートのような肉体を作るわけではないですから、日々の生活できちんと体を鍛えてあげれば良いのです。
文明の力に頼り過ぎない
杖をつかないと歩けないということでなければ、目の前にエスカレーターやエレベーターがあっても階段を使いましょう。毎日50段の階段でも往復100段、三ヶ月で10,000段ですよ!
この差は後々の体脂肪に影響が出ないわけがありませんね。
インターバル運動
聞き慣れない言葉だと思いますが、メタボ気味の方には効果があるのです。
運動慣れしている方はいくらでも黙々と運動をやり続けられますが、体重が邪魔で動くことがしんどい方は途中ですぐに休みたくなりますよね?
それでいいのです。
一昔前なら、20分以上歩き続けないと脂肪は燃えないなどと言われていたこともありました。でも最近のスポーツ科学では決してそのようなことはなく、5分一生懸命歩いて5分流し気味に歩いて、また5分一生懸命歩くという、インターバル(間隔)を開けて運動することも効果があるとされています。
ですから歩くのがしんどいから途中で休んでも全然良いのです。ご自分のペースで運動を続けることが、体に必要以上の負担もかかりませんし、モチベーション維持にとても良いのです。
膝や腰に持病がある方のエクササイズ
健康的に歩ける方は良いですが、関節が痛くて無理ができない方もいらっしゃると思います。
歩けなくてもできる運動をご紹介します。
アイソメトリックトレーニングとは
体を何度も反復させたり曲げ伸ばしする激しい運動と違い、見た目はとても地味で止まっているようにも見える、筋を曲げ伸ばししない運動法です。
場所はどこでもできますし、時間も必要ありません。気がついた時にできるのです。筋肉の長さを変えないで張力を養う収縮運動ですから、中高年の方に特におすすめです。
筋肉痛になりにくくて関節への負担が少なかったり、疲労が少なく、年齢や体力、運動経験などに関係なく無理せずできるという嬉しい運動です。
アイソメトリックは大人の余裕で根気よく!
アイソメトリックは目に見えるような筋肉がつく運動ではありません。効果があるのか分かりにくく、単純運動ですからすぐに飽きやすいなどの面もありますが、そこはどうか途中で辞めることなく大人のゆとりで続けて下さい。
運動方法
気を付けて欲しいのは息を止めないで欲しいということです。無呼吸状態ですと急激に血圧が上がり、逆効果ですので、60%位の力を出しましょう。
両手の平を合わせて合掌し、手を胸の前に持ってきてひじを横にピンと張ってください。 両方の手のひらを押し合って10数え終わるまで押し続けます。
さらに、今度は両手首を持って、お互いに引っ張り合ってください。
見た目はとまっているようですが、筋肉はしっかり刺激されています。
今度は脚です。椅子などに座って、肘を伸ばした両手を両膝に乗せて下さい。
顔をやや下に向けて、両膝を両手で押し続けてください。
傍から見ると何もしていないように見えますが、腹筋に凄く来ていることが分かります。
最後に
何もしていない時も人はカロリーを消費します。基礎代謝量は加齢とともにどんどん落ちます。コツコツ運動量をためたりインナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝量を維持しましょう!